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埼玉県を中心に自然エネルギーの普及を目指すNPO法人です

市民共同発電事業活動報告power generation report

太陽が地球にとどけるエネルギーは、その1時間分で、全人類が1年間に消費するエネルギーに相当するといわれています。
当協会は、快晴日数日本一の埼玉県で、この太陽のエネルギーを活用するため、埼玉県の補助制度を利用した公共施設への太陽光発電設備の設置を進めています。
これらの太陽光発電設備が、いのちと生活を破壊し続けている原発事故、子供たちと人類の将来を脅かしつづける核のゴミを排出する原子力発電から1日も早く抜け出すための、ささやかでも大切な一歩となることを心から祈るとともに、埼玉県において市民共同で自然エネルギーの普及を図る活動が広がっていくことを願っています。

2019年度の市民共同発電事業について

今年度は、いくつかの候補地と折衝の結果、以下の2カ所に決定しました。
1)社会福祉法人こぐま会 こぐま保育園
  設置場所:さいたま市緑区
  設置する太陽光発電備:出力 9.0kW  年間発電量 10,000kWh
2)労協センター事業団 デイサービスそらまめ
  設置場所:ふじみ野市
  設置する太陽光発電備:出力 6.12kW  年間発電量 7,089kWh

設置費用は、埼玉県およびさいたま市の補助金のほか、募金および借入金によって賄います。
募金活動を行っています。皆様のご協力をお願いします。
詳細については、以下のチラシをご覧ください。
こぐま保育園のチラシは、こちら
デイサービスそらまめのチラシは、こちら

市民共同発電事業活動のまとめ

当協会はこれまで以下の7か所におひさま市民共同発電所を設置してきました。

☆2018年度(平成30年度):2つの施設に設置
 1.社会福祉法人麦の会 麦っ子保育園(ふじみ野市)
 2.有限会社福祉ネットワークさくら (さいたま市浦和区)

☆2017年度(平成29年度):1つの施設に設置
 地方自治法認可地縁団体中川自治会 中川自治会館(さいたま市見沼区)

☆2016年度(平成28年度):1つの施設に設置
 社会福祉法人まきば会 まきば保育園(さいたま市見沼区)

☆2015年度(平成27年度):2つの施設に設置
 1.社会福祉法人すこやか福祉会 デイサービスセンター采女の里(三郷市)
 2.社会福祉法人まきば会 スターファーム保育園(上尾市)

☆2014年度(平成26年度):設置施設なし

☆2013年度(平成25年度):1つの施設に設置
 社会福祉法人こぐま会 めだか保育園(さいたま市緑区)

市民共同発電所概要

各施設の発電力量等は以下の通りです。それぞれの施設名をクリックすると、その施設の詳細がわかります。

施設名 設置年月日 発電容量
kW
年間予想発電量
kWh/年
同CO2削減量
トン/年
福祉ネットワークさくら 2019.3.16 22.05 23,148 約11.7
麦っ子保育園 2019.2.1 7.25 8,776 約3.7
中川自治会館 2018.3.5 9.60 9,821 約4.9
まきば保育園 2017.3.24 13.25 16,069 約8.1
デイサービスセンター
采女の里
2016.3.27 6.88 6,722 約3.4
スターファーム保育園 2016.3.29 5.6 5,785 約2.9
めだか保育園 2014.3.3 13.8 13,465 約6.8


総発電力量実績

発電開始から現在までの総発電力量およびそれに伴うCO2削減量は以下の通りです。
施設別の発電力量の詳細(月毎の発電力量や予想発電力量との比較等)については、それぞれの施設名をクリックしてご覧ください。

施設名 発電開始日 データ取得日 総発電力量
kWh
CO2総削減量
トン
福祉ネットワークさくら 2019.3.16 2020.4.30 25,214 約 12.7
麦っ子保育園 2019.2.1 2020.4.30 11,263 約 5.7
中川自治会館 2018.3.5 2019.4.30 10,868 約 5.5
まきば保育園 2017.3.24 2020.4.30 48,231 約 24.3
デイサービスセンター
采女の里
2016.3.27 2019.4.30 24,210 約 12.2
スターファーム保育園 2016.3.29 2020.4.30 22,476 約 11.3
めだか保育園 2014.3.3 2020.4.30 63,842 約 32.2
合 計 206,104 約 104.0
注)総発電力量は発電開始日からデータ取得日までの合計です。
ただし、スターファーム保育園については、装置設置後の通電トラブルにより、データが保存されていなかったため、2017年10月からデータ取得日までの合計です。また、2019.1.6~2.1までのデータも測定器の異常により欠落しています。
注)まきば保育園の発電力量については、時々通信装置のトラブルが発生し、データを採取できていない日が11日間あることが判明しています。
注)めだか保育園の発電力量については、2019.5頃測定器に異常が発生しました。その原因はデータを保存するUSBメモリーの故障によるものと判明しました。2019.11.1に新しいUSBメモリーに交換し、データの取得を再開しました。これにより、故障以前のデータを含め、2018.4~2019.10までのデータが失われました。この間の発電量を前年の値から推測すると、約22,600kWhとなります。これを加えると、発電開始からの総発電量は、約86,400kWhとなります。



自然エネルギーへの貢献

上記の3施設の総CO2削減量を杉の木(本数および面積)、東京ドーム(充填率)にそれぞれ換算すると以下のようになります。
11,816本 4.7%
( 11.8ha)

注)発電量は稼働開始からデータ取得時点までの合計です。
CO2削減量については、太陽光発電協会のガイドラインに基づいて計算しています(結晶シリコン太陽電池の場合:0.5045kg-CO2/kWh)。
杉の木換算は、樹齢40年の杉1本が1年間に吸収するCO2を8.8kg-CO2として計算しています。また、1haは杉1,000本の面積です。
東京ドーム(容積:124万m3)換算は、CO2を常温(25℃)、大気圧の気体(557m3/トン)として充満させると仮定して計算しています。